離婚の決定権

私たち夫婦の離婚の決定権は息子にあります。

誰が決めたわけでもないけれども、子を産んだ母として その決定権は息子にあると思っています。

どんなに夫に我慢ができなくても、息子がダメだと言ったら別れません。

喧嘩しながらも、嫌いだと無視しながらも、無理やりにでも一緒に暮らさなきゃならない。そう決めています。

entry_img_866.jpg

もうこんな男と一緒に暮らせない、と思ったことが何度かありましたが、息子の理解を得られず 仕方なく我慢して暮らしました。

(子供に離婚の相談をするというのは とても残酷なことだし 父親の醜態をさらすことにもなるので、ある程度大きくなってからの相談でした。また、事件が発覚したのは子供が相談できる年頃になっていた時でした。)


口もきかずに暮らしているうちに、相手を無視して生きることは 別れて暮らすより辛いものがあるし めんどくさいことがわかりました。

そうこうしているうちに、口をきかずに暮らすこともできなくなってきて、だんだんと少しずつ元に戻ったようになりました。

我慢しているうちに慣れてきて、また喧嘩しては元に戻り、の繰り返し。夫の苦悩も見え隠れしました。


夫は最低限 パチスロと借金はしない、ということだけは守り続けて現在に至りますが、もう借金はできないからしないだけ。

どんなに小さなギャンブルでもやり始めたら止まらなくなる。それは本人がいちばん知っているはず。

しかし ポケットからコインが出てこなくなるまでには何年もかかりました。


月日は流れて、 最初は申し訳なさそうにしていた夫は、だんだんと態度が大きくなり、自分のやったことを忘れて偉そうにしています。(いいや、偉そうにさせてあげてるんだ)

私のほうは、過去の失敗を許して前向きになろうとしても、事あるごとに思い出して呪ってしまう始末。夫の親兄弟のことも全部ひっくるめて夫のせいにしたりなんかして。

申し訳なさそうに小さくなっていたら きっぱり許してあげているだろうに、偉そうにしているとムカついてしまう。

すっきり別れたほうが忘れられるし、健康にもいいんじゃないかと何度も考える。

そんなことしているうちに病気になってしまう。今だって病気と健康の狭間でバランスをとるのに必死です。

いっそ病気になれば どれほどの事なのか理解してもらえるかもしれないけど 息子のために母は病気にはなれない。


息子のために離婚はできない。病気にもなれない。とにかく死ぬまで我慢するしかない。

どうせ我慢するなら楽しく生きたい、とは思うけど、なかなかそれが難しいのです。

子が自分の家庭を持って幸せになった時が、母の責任から解放される時なんじゃないかと考えているのですが(それは私の勝手な考えなので 息子に聞いてみないとわかりませんが)、老後に親が離婚したいと望んだら、別にいいよって言ってくれたらいいな、とひそかに思っています。

だけど結局のところ、老後になった時にこそ離婚はできない、と思う。年寄り同士助け合って暮らさなきゃならない。

幸せに暮らす子の家族に介護の苦労はできるだけさせたくないとも思うし、子をあてにしてはならない。


老後に離婚するというのは口だけで言うのは簡単だけど、子のことを考えるとやっぱりできないな、と思ってしまった私でした。

せいぜい家庭内別居がいいところでしょう。


スポンサーリンク
スポンサーリンク

関連記事






  • このエントリーのカテゴリ: 日記