焼かない味噌おにぎりに はまる



大昔、私が子供の頃に母が味噌おにぎりをよくつくってくれました。

子供の頃は 別においしいとは思っていなくて、

貧乏時代だったので他に食べる物がないから

しょっちゅう味噌おにぎりが登場していたのだな、と勝手に考えていました。

それと、昔、住んでいた我が家がとても古くてぼろい家だったので

ぼろ家+味噌おにぎり=貧乏のイメージが抜け切れませんでした。

貧乏といっても、昔は周りを見れば、みんな貧乏っぽかったので

全然 みじめな気持ちにはならず、元気で明るい貧乏でしたが。


で、

味噌おにぎりというのは、貧乏臭かったので、(今でも貧乏には変わりありませんが)

大人になってからは、おいしいと思っていなかったこともあり、一切食べた事はなく、

思い出すこともありませんでした。

ところが、

先日、冷蔵庫の中がほとんど空っぽになり、

中に入っているものが、梅干と、味噌と、お米だけでした。お米は冷蔵庫に入れています。

梅干でおにぎりをつくろうかな?と思ったのですが、  ふと、味噌を手に取り、

おにぎりに味噌を塗ってみようと思い立ちました。

その時には まだ 何も思い出しませんでした。


おにぎりに味噌を塗った後、焼こうかな?と一瞬 考えたのですが、

味噌は熱を加えないほうが発酵食品としての価値がなくならずに身体にいいわけだし、と

焼かずに そのまま食べました。


一口食べたところで、昔が蘇ってきました。

母がつくってくれた味噌おにぎりを思い出しました。

昔 住んでいた ぼろ家も思い出しました。

当時はおいしいと思わなかったけど、今、すごくおいしく感じます。


母は きっと味噌おにぎりが大好きだったんだ、と 今更ながら気づきました。

それ以来、私は味噌おにぎりにはまっています。

おかずはいりません。味噌だけで充分です。

炒りゴマとか、大葉とか、海苔とかを巻いたら もっとおいしいかもしれませんが、

飽きるまで味噌だけで 昔を懐かしく想いながら食べたいと思います。



スポンサーリンク
スポンサーリンク

関連記事






  • このエントリーのカテゴリ: 日記